栃木/茨城県境 高戸山(581.3m) 2015年2月22日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:42 峠−−6:44 鳥居−−7:06 送電鉄塔−−7:17 高戸山−−7:28 送電鉄塔−−7:40 峠

場所栃木県大田原市(旧黒羽町)/茨城県久慈郡大子町
年月日2015年1月22日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場車道脇に駐車
登山道の有無途中まで廃道があるが基本的に道無し
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント県道205号須賀川大子線の県境にある茶の里トンネル上の旧峠から往復。溝状の廃道が途中まであるが、落ちた枝が積もって歩きにくいので止めた方がいい。県境尾根には目印多数あり。途中と山頂付近に送電鉄塔があるが巡視路標識は尾根上に1か所だけだった




旧道に駐車 旧道県境の峠
茨城側に踏跡入口あり 車道ができる前の旧峠の石碑か
壊れた鳥居 鳥居の先にお社あり
県境尾根を進む 凹んだ廃道
廃林道が出現。徐々に尾根の西側に離れていく 林道から法面を這い上がる
送電鉄塔出現。今の地形図に出てないのが痛い 廃道は続くがいつの間にか消える
送電線巡視路標識はこれ一つだけ 山頂近くで僅かに残雪登場
高戸山山頂 山頂南側にも送電鉄塔
旧道に降り立つ 駐車地点


 高戸山は県境に位置する山で地形図には登山道は無いが、すぐ南側を県道205号 須賀川大子線が通っていて、県境は茶の里トンネルで抜けられるがトンネルが開通する以前に使われていたと思われる旧峠らしき細い道が峠を越えている。ここから往復するのが常識的判断だろう。

 旧道は栃木側は手で動かせる車止めがあったが積雪もあり面倒なので茨城側に回り込むと、こちらは車止めはないし雪もないので車で上がっていく。県境の峠は車を置く場所がないので茨城側に戻ってカーブで道幅が広がった場所に車を置いた。

 峠は切通しで法面になっていて尾根に取り付けないが、茨城側に少し戻ったところに目印がついた踏跡入口を発見。おそらく高戸山への訪問者が付けたものだろう。僅かに上がったところに石碑を発見。たぶん車道が開通する前の峠道の名残だろう。そこから少し進むと半分崩壊した大きな木製の鳥居があり、その上には小さなお社があった。昔は地元の人が参拝したのだろうが、今は高齢化であまり人が来ないような印象だった。

 県境尾根上には半分廃道だが道の形跡があった。地形図の430m肩は小ピークになっていて廃道は右を巻いていたがどこに続いているのかわからないので素直に尾根を登る。小ピークにたどり着くと直進方向は西で明らかにおかしい。ここは右に直角に曲がるのが正解。鞍部に下ると先ほどの廃道に合流した。

 この廃道は登りが本格的になると明瞭な凹みとなっていて、利用者がほぼいないであろう現在は落ちてきた枯れ枝などの障害物で埋まっていて歩きにくいため、凹みの両側の壁のような高まり上を歩いた。赤テープも溝の中ではなくこちらに付いていた。

 廃道は途中までは尾根に沿ってジグザグに上がっているが、途中で右に逃げたようで見えなくなったが、こちらは尾根を基準に歩いているので問題なし。植生は植林帯で地面付近には植物は無くどこでも歩ける状態が続く。

 やがて右手から廃林道が尾根を横断。しばし林道を進んでみたが尾根の西側をトラバースするように高度が上がらないのですぐ諦めて尾根に復帰しようとするが、斜面側は法面で取り付くことができない。逆戻りして手がかり足がかりのある場所を探すと赤テープに踏跡発見。な〜んだ、みんな同じような考えなんだ。

 尾根に乗って平坦地を進むと右手に大きな送電鉄塔が登場。今の地形図には送電線マークがないので手持ちのプリントアウトした地図には送電線が書かれていない。昔と比べて不便になったものだ。今まで巡視路標識は皆無だったので峠からではなく別ルートで上がってきているようだ。この先に1個所だけ巡視路標識があったがその後は見かけず、県境尾根上に巡視路は無いらしい。

 道は無くても歩きやすい尾根は続く。傾斜がなくなって山頂が近づくと薄っすらと残雪が登場。ここから山頂は右に回りこんだ先にあるので右へ。帰りはここを西に直進しないよう要注意だ。西尾根(それとも県境尾根か)には道があるような無いようなだが、こちらも藪は皆無で歩きやすそうな尾根だった。

 ほぼ横移動で植林に覆われた高戸山山頂に到着。残念ながらここには山頂標識がない。たぶん「掃除」されたのだろう。県東部の山はどこも生き残っているのかと思ったが、そうでもないようだ。平坦な山頂なので山頂の雰囲気は薄い。南側には植林を通して紅白に塗装された送電鉄塔の足が見える。まさか山頂にも送電鉄塔があったとは。たぶんそちらに行けば南北方向に樹林が切り開かれて展望があると思うが、本日の天気予報は曇りのち雨。ゆっくりしている時間はないので写真撮影して下山開始。

 帰りも同じルートで戻るが、登りでは気付かなかったが途中で微妙な尾根の分岐があり迷いそうになった個所があった。よく見れば赤テープで判別可能だが、林業作業で使ったと思われるピンクテープが県境尾根以外にあちこちあるので判別が難しく要注意だ。

 無事に旧道峠に到着。本日も誰とも会わない山行だった。

 

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